■ギリシャ国債入札、欧州系要人発言多数控える他、BOC政策金利発表、米企業決算、週末にはIMF総会、G7、G20財務相会合と注目材料目白押し!【今週の重要指標おさらい】

先週は全体的に前半から円、ドルがやや売られる展開でしたが
後半に入って力関係に活発な変化が出始めて力関係は拮抗し
週末金曜には大きな円買いが発生するなど、力関係テクニカルともに
一週間を通して大きく変化した週となりました。

要因としては相変わらずくすぶり続けるギリシャ救済問題人民元切り上げ関連報道、
そしてイギリスの財政アイスランドの火山噴火ゴールドマンサックスの提訴など
リスク要因が多発する中でリスク回避の動きが出たというところでしょうか。

ただ個人的にはこのようなファンダメンタルズ的要因よりも
力関係の変化やテクニカルを重視して相場を見ていますので
先週金曜のブログでも「リスク回避による円買いドル買い加速にはいつも以上に注意して
急な円高にも対応できるような資金管理にしておきたい」
と書いたとおり
どちらかというと先々週にセンターラインに達したドル円の長期テクニカルや
日々の力関係変化から円高の兆候が見て取れたかなという感じがしました。

そのテクニカル面における重要な攻防に目を移すと、
ドル円、クロス円ともに短期は明確な下向きに変化しましたし
ユーロ円、ポンド円は中期が上向きからフラットに押し戻されました。

さらに注目のドル円長期テクニカルは、先々週にセンターラインに到達した後
綺麗に跳ね返される典型的な下落パターンとなっています。

このパターンは2007年8月にドル円の長期テクニカルが下向きに転換して以来
2007年10月、2008年8月、2009年4月と3度あり、それぞれが大幅な円高でしたから
今後も円高方向への意識を持って相場に臨みたいところ。

※3月末NY終値で確定した長期的テクニカルチャート詳細
→http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1580.html

特に今週はギリシャ国債入札や、米国の主要企業決算を控える上
週末にはIMF春季総会G7G20が開かれる予定となっていますし
それに合わせて要人発言も多数予定されていますので
円軸、欧州軸の力関係変化にはいつも以上に注目したいですね。


個人的には先週の相場で一応2回取引できたものの
短期・中期が明確に揃い続けていた3月に比べると控えめです。

過去7年の取引履歴を見ても、テクニカル的にリスクが高いときは
どうしても勝率、利益率ともに少し落ちてしまっていますから
短期・中期が揃って低リスクになるまでは仕方ないかなといったところ。

ただ現在の円高が加速すればテクニカルにも影響が出ますし
それによって短期・中期が揃うものも出てくると思いますので
(当然円安方向に行けば別の通貨で短期・中期が揃うわけですが)
チャンスがあればすぐ攻められるようなシミュレーションをしています。

※4月の3週目終了までの取引結果
4/1の取引結果と取引の根拠等
4/2(雇用統計)の取引結果と取引の根拠等
4/8の取引結果と取引の根拠等
4/14の取引結果と取引の根拠等
4/16の取引結果と取引の根拠等

 ※シミュレーション方法に関してアクセスの多い過去記事 【相場に振り回されないメンタルトレーニング】&【為替見習流FXノートの作り方】


では続いて日曜恒例の今週の重要指標おさらいと、
為替相場全体の流れ、テクニカルの詳細について書いていきます。

 ■今日の目次 ・月曜から金曜までの重要指標とポイントのおさらい
・金曜NY終値時点のドル円短期・中期テクニカル
・ドル円の上下の重要節目とテクニカル・力関係におけるポイント
・3月末時点でのドル円長期テクニカル状況
・金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係
・金曜NY終値時点のクロス円短期・中期テクニカルと今週のポイント


.




 月曜から金曜までの重要指標とポイントのおさらい 
今週予定されている指標・イベントで重要なものは以下のとおり。

■米国重要指標・イベント(時系列)
・3月景気先行指数
・3月生産者物価指数
・3月耐久財受注
・3月新築住宅販売件数

■米企業決算
月曜:シティグループ、IBM他
火曜:ゴールドマンサックスステートストリートUSバンコープ、アップル他
水曜:モルガン・スタンレーウェルズ・ファーゴ、ボーイング他
木曜:クレディ・スイスBB&T、マイクロソフト他
金曜:フォード・モーター他

■その他の重要指標(時系列)
(NZ) 第1四半期消費者物価
(豪) RBA議事録 
(英) 3月消費者物価指数
(独) 4月ZEW景況感調査
(英) BOE議事録
(英) 3月雇用統計(失業率・失業保険申請件数)
(英) 3月小売売上高指数
(加) 3月景気先行指数
(独) 4月IFO景況指数
(英) 第1四半期GDP・速報値
(加) 3月消費者物価指数
(加) 2月小売売上高

■政策金利発表
火曜:(加) BOC政策金利発表

■要人発言
月曜:トゥンペルグ・ゲレルECB専務理事講演
   アルムニア欧州委員講演
火曜:ウェーバー独連銀総裁講演
水曜:ドイツ財務相議会証言(ギリシャ支援で)
木曜:トリシェECB総裁講演
   パパデモスECB副総裁講演
   ウェリンク・オランダ中銀総裁講演
金曜:コーンFRB副議長講演
   ゴンサレス・パラモECB専務理事講演

■その他
火曜:ギリシャ国債入札(13週物、15億ユーロ)
金曜:先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7、ワシントン)
   財務大臣・中央銀行総裁会議G20、ワシントン)
   IMF・世界銀行春季総会(24日~5日、ワシントン)


今週は上記のように重要イベント目白押し。
特に欧州系の要人発言の多さが目立ちます。

本来なら米指標とかカナダ中銀の政策金利発表とか
米国の主要企業決算あたりがポイントになるはずの週なのですが
これだけ欧州系の要人発言やギリシャ国債入札が予定されていると
どうしてもこちらに引っ張られそうな感じはしますね。(^^;)

ただし米指標やその他の指標も重要度の高いものが多いですし
カナダ中銀政策金利発表はもちろん、IMF総会G7G20も控えますから
今週は常に緊迫感を持って相場の把握・分析をして、
チャンスがあれば強かにとっていきたいところ。

また注意しておきたいのはトレンドとイベントの関係性で
トレンドが良いときには悪材料でも反応しなかったり
落ちてもすぐに戻ったりすることが多いことがある反面
トレンドが悪いときには良い情報でも反応が悪かったり
その中の悪い部分だけに過剰に反応したりします。

つまりニュース等では後講釈で何でも言われてしまうというわけですね(^^;)

「市場予想より上か下か」といった相対的な情報が多く流れますが
実際の内容を見た場合には相対的な見方が通用しない情報があったり、
テクニカルで分析するとチャートのほうが素直に動いていることが多いです。

そのため明確な数値で把握できるテクニカルや通貨間の力関係を軸に
情報に振り回されすぎないように相場を見ていくと良いかと思います。

■ テクニカルや節目数値取得に関する過去記事
最も役立っているFX情報ツールと活用法【トレーディングセントラル】
※このツールは口座を持っていれば、入金なしでも使えるのでオススメです


また最近の相場や直近の取引で失敗している方 は
「マイナスを短期で取り戻そう」とか、「一発大きくねらってやろう」
いう気持ちはおさえて冷静に相場に臨むと良いでしょう。

長い目でみてコツコツ積み上げれば資産運用としては十分ですし、
大きな損失をされていてそれを取り戻したい、という方においても
少しずつ積み上げれば取り戻すことは可能かと思いますので
まずは焦らず冷静に資金管理をしておきましょう。

そして相場は誰に対しても同じように動いているものですし
事前の準備次第で差が出やすい相場になるかと思うので
引き続き気を引き締めて相場に臨みたいところです。

 ※過去リスク管理関連でアクセスが多かった記事 【円高で大変な思いをされている方へ】過去の失敗経験談とその修正




■金曜NY終値時点のドル円短期・中期テクニカル、上下の重要節目
■ドル円のテクニカル面での重要ポイントと戦略

では続いて金曜NY終値時点でのドル円テクニカルですが、
金曜夜のFXメルマガ配信時に出した時間分析の目処である
92.80を割って引けたため短期は明確な下向きに変化。

また中期はこれまでどおり上向きで継続していますが
金曜の下落によって下の抵抗帯半ばまで落ちてきました。
そして注目の長期もこれまでどおり下向きとなっています。


上下の重要節目については金曜の動きで認識を変えていて
上の節目は第一目処が4/17高値の93.10付近、
第二目処が4/1高値、4/5安値の94.00付近、
第三目処が4/2,5高値の94.70付近と見ています。

一方下方向は第一目処が3/12高値の91.00付近、
第二目処が3/24安値の90.40付近と見ていて
第三目処が3/9安値の89.60付近と見ています。

※節目に関しては相場の推移によって刻々と変化していくものです。
 上記に算出した目処は金曜NY終値時点を基準に算出した数値。
 細かく言えば毎秒変化するわけですが、それを追うのは大変なので
 可能ならば半日に1度程度微調整するのが良いと思います。

※また月曜午前中の動きで変化が出ると思いますので
 その変化については月曜昼のブログで更新します。


金曜のドル円は朝から円が強い位置をキープし
さらにドルが力関係上円から少し離れていましたが
夕方の相場では一旦ドルが円に肉薄。

ただそこからは今度は円が単独で強く買われて加速したため
ドルは円に続いて強い位置につけているにも関わらず
終値ベースで1%を越える大きな下落となりました。

また節目としても時間分析の目処を割って引けたため
短期は明確な下向きに変化するなどの影響が出ていて
テクニカル的にもこれまでとは様相が変わってきています。

一応中期はまだ上向きでキープしているのですが
金曜の下落によって下の抵抗帯半ばに位置していますし
長期で見てもセンターライン到達以降は明らかに勢いが落ちているので
引き続き下方向への警戒を持って相場に臨みたいところ。


今後のポイントはまず円とドルの力関係と
その位置関係・強さのバランス。

ここからドルが円より強い位置へと変化して
さらに円が弱い位置に変化するような展開になれば
短期は再び下向きからフラットに戻せる位置にあります。

この場合一旦戻しても短期がフラットな場合であれば
短期・中期は揃わないので様子見が良いですね。
よほど強い動きで短期が上向きへと変化すれば
短期・中期が上向きで揃うことになりますので
そうなれば順張りロングへと切り替えると良いでしょう。

反対に円が力関係上強い位置をキープしたままで
ドルが弱い位置に来るような展開になった場合には
短期がさらに下向きで加速するとともに
中期もフラット化する恐れがあります。

この状況では短期が下、中期が上で方向性が揃わず
相場のリスクは高いままということになりますから
取引対象として見るかという視点においても
様子見しておくのが良いですね。

さらに円が力関係上強い位置に来た場合の注意点としては
前述の長期テクニカル上におけるセンターライン付近での反発下落。

現在長期は転換かどうかの瀬戸際に来ていて
重要な攻防に入っていると言えるのですが
抜ければ2007年8月以来の上向き転換となる反面、
最も反発の可能性がある点に来ているとも言えます。

特に長期は前述のように2007年10月、2008年8月、2009年4月と
それぞれセンターライン付近まで到達したもののその都度跳ね返され、
そこから大きな円高発生、というパターンが見られますから、
今回もその可能性を考えて安易なロングだけは避けたいところです。

※3月末NY終値で確定した長期的テクニカルチャート詳細
→http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1580.html

というわけで個人的な基本戦略はこれまでと同じで
今後短期・中期が揃わない状況では様子見。
ここから上下どちらかに揃うのを待ちます。

また取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

 ※取引方法、チャート活用に関してアクセスの多い過去記事 【なぜ逆張りして負けるのか?僕のチャート活用法】 円高・急変動相場に勝つ工夫


■現在のポジ
USD/JPY 122.30 LONG*3
USD/JPY 121.10 LONG*3
USD/JPY 118.38 LONG*4

■4月の確定済み利益額
+125,048円

■4月の取引履歴
4/1の取引結果と取引の根拠等
4/2(雇用統計)の取引結果と取引の根拠等
4/8の取引結果と取引の根拠等
4/14の取引結果と取引の根拠等
4/16の取引結果と取引の根拠等


※僕の塩漬けポジに関しては、2005年に行った検証「クロス円の中でのヘッジ」や
 2006年から重点的に行った「逆指値」「小ロットの高回転+万全の資金管理」
 をベースとして、長期的トレンドが下向きになった時点でポジションを残し、

 「含み損がある状態でどれだけ高回転に小ロットを回して利益を積み上げられるか」

 ということを検証するために明確な資金管理に基づいて塩漬けしているものなので
 決して安易に真似することのないようにしてください。

 現時点ではまだ約260万円ほどの含み損を抱えているのですが・・(^^;)
 検証を始めてからの保有期間30ヶ月の間に順張りの高回転取引で確定した利益は
 10,532,325円と含み損を上回っているため、もう少し続けてみようと思います。

※2007年から始めた検証について→
該当過去記事(下のほうです)


 ※円高でも負けない、円高でこそ勝てるようにくなった工夫 【秘密を公開?円高でも負けない取引の秘訣】 - 損しない取引/円高でこそ勝つ取引





■3月末NY終値で確定した長期的テクニカルの状況
※3月の取引結果まとめ・3月末NY終値で確定した長期的テクニカルの詳細
→http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1580.html



■金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係は
JPY>USD>CHF≒NZD>EUR>GBP>AUD>CADとなっていて
円が強い位置をキープしていることに加えてドルも強い位置に来たこと、
カナダや豪ドルが大きく位置を落としたことなどが見て取れます。

この力関係も週明けの相場ではまた変化していくと思いますので
引き続き力関係の変化を見ながら「どの通貨ペアが最も低リスクか」
ということを考えてシミュレーションしていきたいところです。




■金曜NY終値時点のクロス円相場テクニカル状況
・ユーロ円短期=下向き継続。
・ユーロ円中期=フラット継続。
・ポンド円短期=下向き継続。
・ポンド円中期=フラットに戻っている。
・スイス円短期=下向き継続。
・スイス円中期=やや上向き気味で継続。
・カナダ円短期=下向き継続。
・カナダ円中期=上向き継続。下の抵抗帯上限に位置。
・豪ドル円短期=下向き継続。
・豪ドル円中期=上向き継続。
・NZドル円短期=下向き継続。
・NZドル円中期=フラットに戻っている。


金曜NY終値時点のクロス円テクニカルは
各通貨とも円買いの影響で短期は明確な下向き。
そして中期も少し位置を戻されている格好になっていて
現時点で短期・中期が揃うものはありません。

そのためクロス円は全体的にリスクは高いままの状態で
取引するには合理的根拠に欠ける状況と言えますね。

そのため今週もまずは円を軸とした動きがこの後も出るか、
という点に加えて、力関係上どの通貨が強い位置に来るか。

これが明確に出れば出るほどテクニカルも綺麗になってくるので
その場面を待ってから取引に移るのが良さそうです。

今後早い段階で円が売られる展開に戻った場合は
各通貨とも短期が戻していくことになりますし
戻しが本格的な上昇につながっていくようであれば
豪ドルやカナダで短期・中期が上で揃う可能性も。

そうなった場合は現在中期が上向きの豪ドル、カナダで
短期・中期が上向きで揃いリスクが低い状況になりますし
その他も中期が上向きに転換するかどうかの攻防に入ります。


逆に円買いがこのまま続けば短期はさらに加速し
今度は現在中期がフラットであるユーロ円やポンド円、
NZD円あたりで中期が下向きになる可能性も出てきます。

となると今度はユーロ円、ポンド円で順張りショートが低リスク、
ということになりますので、まずは円を軸とした力関係変化とその強さ、
そしてそれに伴うテクニカル変化をしっかりと見ていきたいですね。


個人的な取引戦略はこれまでどおりで
短期・中期が明確に揃うまでは様子見。

今後円が売られて短期が上向きになれば
豪ドルとカナダは短期・中期が上向きで揃う可能性が出てくるので
値動きの強さと力関係を見て順張りロングベースに。

逆に円が買われて短期が悪化し続けるようであれば
ユーロ円、ポンド円で中期が下向きになる可能性があるので
その際には順張りショートの機会をうかがいます。


また今週はカナダ中銀の政策金利発表を控えているほか
英国の消費者物価指数やドイツのZEW景況感調査、
そして注目のギリシャ国債入札が予定されています。

さらに週末にはG7、G20、IMF世界銀行春季総会など
ギリシャ問題や人民元問題がくすぶり続けるなかで
注目材料は多く控えているので大きく相場が動く可能性十分。

そして週明けの相場であわてずに相場を見るためにも
週末のうちに綿密な資金管理をしておくことや
今週の取引の反省点があればそれを抽出しておき
修正するなどしておくと良いと思います。

事前の準備は無駄に終わることも多いですが、
小さな積み重ねで分析力もついていきますし
大きな相場がくればその努力は報われると思いますので
日々少しずつ失敗の修正や試行錯誤を積み重ねていきたいですね。

 ※僕が行った失敗の修正や検証に関する過去記事 【継続的勝利への最短ルート】 - 最も効果があった検証・上達方法


それでは、今週も頑張りましょう!






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